アナログレコードのヒーリング効果についての研究がされていると聞きました。インターネット等で検索してみると、医療機関等を含めて数万というホームページがヒットします。一般的にアナログの音はCDやデジタルな音に比べて「柔らかな音」・「温かみのある音」と言われます。それに比べてCD等のデジタルな音は「硬い音」・「冷たい音」と感じる人が多いようです。また、長時間聴いた場合もアナログの音は疲れないとも言われています。
デジタル音源はデジタル化(変換)する時に音の帯域(周波数帯域)の上限がサンプリングレートの数値によって制限を受けてしまいます。つまりサンプリングを取るためには1つの周期に対して最低2点以上のポイントをサンプリングしなければならず、”再生する周波数の2倍のサンプリング周波数” が必要になります。そうなると人間が聴き取れる範囲とされている20KHzまでの音をオーディオとして扱うにはその倍のサンプリングをしなければなりません。
20KHz×2 = 40KHzが必要とされ、デジタル上での計算をしやすくするため22,050Hzまでの音をデジタル化するとして44,1KHzに設定されているわけです。
実際に人間が音として認知できる周波数というのは、一番低い音で20Hz、一番高い音でだいたい22KHzと言われています。もちろん、年齢や能力的な個人差はあります。これより越える帯域というのは超音波と呼ばれるような人間には聴こえない音の帯域になると言われていますが、実際のところ人間が最高でどれぐらいのヘルツを聴き取れるのかはハッキリと実証はされていません。おそらく20KHz以上であっても幾らかは聴き取れるのであろうとういうのが最近の大方の見解です。また、音は波であるため空気中を伝わる時に、様々な周波数と干渉し合って音となって
聞えるのです。
CDでは記録されない20KHz以上の音は実際には人間には聞こえない音なのかも知れませんが、干渉によって聞える帯域に影響を与えているのです。アナログレコードにはそのような重要な音(30KHz付近の帯域を使っていたものもある)も記録されているのです。この聞えない音が影響を与えることで、人間にとって心地よい音を作り出していると思われます。 アナログレコードのヒーリング効果についての研究をしましょう!。
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